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こんな建築を目指しています
生きている建築 
現代は、便利さ・快適さ・コスパをひたすら追求した結果
どれも似たような、無機的で無表情な建築が、町にあふれてしまった。

現代人は、ストレスで疲れ、乾いている…。家に帰って休み、癒され、生きるエネルギーを
チャージされたい…。日常に潜む閉塞感をなんとかして打破し、解放されたい…そう切望される方は、多いと思います。

木造在来工法でも、感性に訴える、ここちよい曲線や、意外性のある斜め線を使った、既成概念にとらわれない建築があります。
外から建物を見ると、不思議なアールや、豪快な直線が、大地や空に向かって力強く立っている建築があります。
その姿に、ひとは感性を刺激され、一呼吸置いて、癒され自信と安心感を取り戻しています。
そんな "生きて働く建築" を、わたしは目指しています。

WHAT IS A LIVING ARCH.? 

生きている建築って?
生きている建築1

ぬくもりのある木・天然素材
VS 呼吸をしない化学製品

最近の新築の家に入ると、何か息苦しさを感じることがあります。理由の 1つは、使用している素材。中でも壁・天井には、ビニールクロスが多用されていることです。廉価ですが、呼吸する人間にとっては、大きなビニール袋に入れられたような違和感を感じます。どうでしょうか?

調湿作用のある部屋との違いは、皮膚感覚でも分かります。壁も呼吸すると気持ちがいいのです。出来ればフローリングも無垢であれば、素足で歩いた時の感触が違うことに気付かれるでしょう。たとえ傷つき汚れたとしても気にもならず、味わい深く感じるものです。

では、素材を天然に変えれば、"生きている建築" になるのでしょうか?加えて、いい腕の職人の技術があれば、"生きている建築" になるのでしょうか?…いいえ、残念ながらそうなるとは限りません。設計とは関係なく、材料や技術が自己主張してしまうからです。見方によっては、くどく感じることがあります。

カギは、設計者が いかに "生きている建築" まで、もっていけるかです。できるだけ天然素材や優れた技術を使って…。 
生きている建築1-1
 
生きている建築2

設計は、デッサンして、粘土でモデリングして…
四角いイレモノの固定観念に拘束されない

家に入った時感じる、息苦しさのもう1つの理由は、四角いイレモノの中に、"閉じ込められている感" があることです。

それでは、四角ではないデザイナーズなどのオシャレ~な建物はどうでしょうか? 建物にはそういうグラフィカルな要素もありますが、目に見えるカタチの内側に、その設計者の構想した実質がどのくらい詰まっているか、ということは最も重要なことで、我々設計者が常に問われるところです。何故なら、見た目刺激的でいいと感じたものでも、ひとたび住み手が設計者の意図を理解してしてしまうと、つまらなく感じてしまうからです。

建築がいつまでも魅力的であり続けるためには、設計者は、いつも住み手の理解を遥かに超えた、豊かな設計を提示する必要があります。わたしの場合は、依頼者の希望をスケッチしながらインスピレーションを見い出し、構想をデッサンする…面材や粘土でモデリングする…そして最終的なカタチにまで造り込む…。イキイキとしたカタチは、設計図に落とし込む前の、こうした取り組み抜きには現れてきません。曲線、太い直線、斜め線などは、その過程で必然的に表現されてきます。
 
生きている建築2-1
生きている建築3

日本の新しい"住スタイル"の発見
今を生きる日本人のために

和室が日本の家屋の必須アイテムで無くなってから久しい。和室が無くても違和感を感じないところまで、われわれは来てしまいました。それに伴って、和室にある障子や畳も影をひそめてしまっています。海外では、ジャポニズムともてはやされる伝統様式の中には、日本人が培ってきた、日本人の感性が残されているハズなのに…。大方は形骸化されて、現代にどう取り入れていいか分からないでいるのです。

かつて、和と洋の折衷を和モダンとして紹介されたことがありました。が、まだ本質には触れていないように思われます。日本人が日本の感性を掘り起こし、取り戻すために、もう一度新しい住のスタイル・カタチを模索したい…。そうすれば、日本人としてのidentityをもう少しはっきりと認識し、自信と自由を獲得できるのでは、と考えています。そのヒントは…ある、とお伝えしたい。
生きている建築3-1

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